消費者金融とクレジットカードのキャッシングに違いはある?
消費者金融とクレジットカードでは多少違う
どちらもお金を借りることに変わりはありませんが、消費者金融から借りるのと、クレジットカードで借りるのとでは、同じキャッシングでも若干違います。
ここでは、その違いを見ていきましょう。
返済の違い
まず返済についてですが、一般的に消費者金融は毎月一定額以上をコンビニ・振込み・引き落し・ATMなど複数の選択肢の中から自分で選択して返済していきます。
一方、クレジットカードは基本的に翌月一括で全額を口座引き落しで返済します(あらかじめ返済額を決めている場合はその額)。
従って、クレジットカードの場合、引き落とし日に銀行口座の残高が足りずに引き落としできず、クレジットカード会社から電話がかかってくるなんてことがよく起きます。クレジットカードでキャッシングした際には注意しましょう。
両者の違いはこの点が最も大きいと思います。
利用するまでの期間
また、最初の申込みからキャッシングをするまでの期間は、消費者金融のほうが圧倒的に早いことが多いです。消費者金融は通常申込み当日には融資を受けることができますが、クレジットカードは数日後にカードが郵送されてから利用開始ですから、申込み後約1週間程度かかる場合がほとんどです。
すでに持っているクレジットカードでキャッシングするぶんには問題ありませんが、新たに申し込む場合には大きな差がありますのでこの点も注意しておきましょう。
消費者金融とクレジットカードのキャッシングの違い、まとめ
金利についてはあまり差がありませんが、限度額についてはクレジットカードに比べて消費者金融のほうが多いのが一般的です。
このように、キャッシングに関しては、やはり本業である消費者金融のほうが何かと便利であることは確かです。
ただし、世間的なイメージは消費者金融から借りるほうが、クレジットカードで借りるよりイメージが悪いようです。
消費者金融とクレジットカードのキャッシングの違いをまとめると下記のようになるでしょうか。
消費者金融 | クレジットカード | |
金利 | 同程度 | 同程度 |
限度額 | 多い | 少ない |
年会費 | 無料 | 有料(無料もあり) |
スピード | 早い(通常は当日融資) | 遅い(1週間くらい) |
返済 | 分割でコンビニ・ATM・ 口座引き落しなど |
翌月一括口座引き落し |
イメージ | 悪い | 特別悪くは無い |
見えてきた使い勝手の違い
両者の違いを総合的に判断すると使い勝手の違いが見えてきます。
クレジットカードのキャッシングはあくまでもクレジットカード機能に付随して付いている機能なのでキャッシング自体の使い勝手はあまりよくありません。
しかし、すでに持っているクレジットカードがあり、急に数万円程度の現金が必要になった場合に限れば、クレジットカードのキャッシングを利用する価値があります。
翌月に一括返済できる額であれば、わざわざ新たな金融機関に申し込む手間をかける意味がありませんから。
しかし、翌月に一括で返済するのが難しく分割で返済したい場合や、キャッシングが使えるクレジットカードを所有していない場合は消費者金融のキャッシングの方が便利です。
翌月一括返済できない額をクレジットカードでキャッシングした場合、その返済のためには結果的にどこか他からキャッシングしなければならず、これは借金返済のために借金するという雪ダルマ式に借金が膨らむ非常に危険なやり方です。これをするなら初めから消費者金融などで借りた方が安全です。
また、キャッシング機能が付いたクレジットカードを保有していない場合、前述したように手元に届くまでに時間がかかります。こうした場合も消費者金融を利用した方が有利と言えるでしょう。
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