ヤミ金（闇金）とは何ですか？
ヤミ金は違法に営業する貸金業者
ヤミ金（闇金）は、違法に貸金業を営む業者のことです。
ヤミ金融、マチ金、暴力金融などと呼ばれることもあります。
「貸金業」とは、その名の通り「お金を貸す」という業務を行う事業者のことです。
本来、その貸金業を営むには国や都道府県に登録をし、貸金業法に基づいて（利息や貸付金額の制限などがある）業務を行わなければなりません。
しかし、ヤミ金はそれをせずに法外な利息を要求したり、違法な取立てを行うことなどが特徴です。
ヤミ金被害
ヤミ金の利息は法外に高いですから、一度お金を借りてしまうと返済は困難を極めます。
すぐに普通では返済不可能な額に膨れ上がってしまいますので、支払う利息を工面するために違うヤミ金業者からの借金を繰り返して、結局最後には自己破産してしまうという人が多くなっています。
また、一度ヤミ金に手を出してしまうと、個人情報が全国のヤミ金業者の顧客リストに載ってしまい、それが他のヤミ金など悪徳業者に流れてしまう危険性が非常に高くなります。
そうなると、様々なヤミ金業者や詐欺グループから勧誘があるとも言われています。
ヤミ金の手口
ヤミ金融は大抵の場合、借用書を作らず、口頭で利息の支払いを約束させます。仮に借用書を作っても、しっかりとしたものではなく、借入額や利息についての記載も事実と異なることも多いようです。
また、借用書の控えも借り手に交付しないことが多いようです。
貸金業者は営業所内に「貸金業者登録票」及び「貸付条件表」の掲示が義務づけられています。
無店舗で携帯しか連絡先がないなどは、ヤミ金融だと考えてほぼ間違いないでしょう。
ヤミ金に引っかかったら弁護士などに相談を
ヤミ金融の貸付はそもそも違法なため、借り手は元本も利息も支払い義務がありません。
これまで支払ってきたものも返還請求することができます。
このようなヤミ金は、自分たちが違法高利な貸付をしていることを自覚していますので、借り手に弁護士・認定司法書士などがついたことを知ると、取立てを諦めることがほとんどです。
したがって、ヤミ金融から借りてしまった場合には、早めに弁護士などに相談することが大切です。
