申込みブラックとは?
一般的に「1か月以内に3社以上に申し込む」と審査に通りにくくなるため、この状態のことが「申込みブラック」と呼ばれています。
なぜ1ヵ月に3社以上申し込むと審査に通りにくくなるかというと、通常は短期間に何社も申し込むことはありませんから、それだけ金銭的に苦しい状態に置かれていて、金策に走っているのだと判断されてしまうからです。
キャッシングの返済のために新たなキャッシングをするような「自転車操業」状態も疑われるため、審査に通りにくくなるわけです。
そうした状況でなく、ただ単に「一番条件の良い所から借りよう」などの理由で手当たり次第に申し込んだ場合であっても、データ上は「申込みブラック」扱いになる可能性がありますから注意が必要です。
つまり、どんな状況にあろうと、1ヵ月に3社以上申し込むことはあまり意味がないということです。
申し込みをしても借りられない可能性がかなり高くなります。
仮に1ヵ月に2社審査に落ちてしまった場合、またすぐ次の申込みをするのではなく、1か月以上間をあけてから申し込むようにしましょう。
(それでも審査に落ちるようであれば、申込みブラック以外の理由が疑われます。)
ちなみに、申込み情報は最大で6か月間で信用情報から削除されますから、その期間が過ぎればこれらの申込み情報は全く白紙の状態になります。
なぜ「ブラック」と呼ばれるのか?
通常キャッシングにおいて「ブラック」と言われるのは、「ブラックリスト入りしている状態、もしくはその状態の人」のことを差し(正確に言うと信用情報機関に事故情報が登録されている状態)、そうなると金融機関から要注意人物と見なされているようなもので、その状態での新たな借り入れは極めて難しい状態です。
「申込みブラック」とは「申し込みの段階で同じように要注意人物と見なされている(あたかもブラックリスト入りしたかのような状態)」ということからこのように呼ばれるようになったと思われます。
ブラックなんて大げさな表現
とはいえ、ただ複数の会社に申し込みをしただけで「ブラック」と呼ばれるのは、非常に大げさな表現であることは間違いありません。
仮に短期間に3社以上に申し込みをしたとしても実際には全く問題はありません。
ただ審査に通りにくくなるというだけの話で、通常であれば審査にも通るはずです。
また、この申し込み情報も6ヶ月で削除されますから、その期間が過ぎれば何もなかったことになります。
「申し込みブラック」と言われると、「短期間に3社以上に申し込むとブラックリスト入りするぞ!』と脅されているような気にもなってしまいますが、単に通称として使わている言葉にすぎませんのであまり気にする必要はありません。
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