ステーションファイナンス「スタッフィ」、消滅までの歩み
ステーションファイナンス「スタッフィ」は、 2002年5月に大新クレジットビューローが阪急電鉄に買収されて誕生。鉄道会社が消費者金融子会社を持つということで注目を浴びた。2009年に買収されJトラストフィナンシャルサービスへ商号変更され、その後解散消滅した。
阪急電鉄グループが展開していたキャッシング
阪急電鉄グループの100%子会社として貸金業を営んでいたのが株式会社ステーションファイナンス「スタッフィ」。
元々は、1967年3月に設立された株式会社大新クレジットビューロー。
2002年5月に阪急電鉄により買収され、株式会社ステーションファイナンスに商号(社名)変更。
鉄道会社が消費者金融子会社を持つということで注目を浴びた。
阪急電鉄グループとしての信用力と、「特急キャッシング」(10秒でメール回答、即日振込)や駅に設置されたATMなど利便性の高さを武器に、「スタッフィ」のブランドで人気を得ていた。
また、スタッフィのカードを持っていると、阪急電鉄グループのホテルやレジャー施設などが割引料金で利用することが出来るという独自のサービスも展開していた。
ステーションファイナンス、その後
2009年2月9日、阪急阪神ホールディングスは、連結子会社であるステーションファイナンスを売却し、消費者金融事業から撤退することを発表。
事業者金融中堅のイッコー(現・Jトラスト)が買収して同社の完全子会社となり、商号(社名)を「Jトラストフィナンシャルサービス株式会社」に変更。
同時に店舗も大幅に閉鎖。
2010年12月1日、株式会社ロプロに吸収合併され、Jトラストフィナンシャルサービスは解散となり消滅。